
一体、何点取れば合格できるのか掘り下げます!


過去10年の合格点
選択式試験





選択式試験の満点は40点なので、だいたい6~7割の間くらいが合格点になる傾向があります。
ただし、社労士試験は合格点さえ満たせば良いというものではありません。
各科目の最低点が定められています。
選択式試験の場合、各科目5点満点中最低でも3点は確保しなければなりません。
ですが、毎年の受験生の正答率を元にその最低点を引き下げる科目が出てきます。
そのため、2点や1点しか確保できていなくても、その年の受験生の傾向によっては合格ラインを満たす可能性があるのです。



この科目別合格点の引き下げを、受験生は救済なんて言い方をします。
では、毎年の救済はどんなもんだったのかご紹介します。
年数 | 合格ライン引き下げ科目と点数 |
2023 | なし |
2022 | なし |
2021 | 労働一般1点 国民年金2点 |
2020 | 労働一般・社会一般・健康保険2点 |
2019 | 社会一般2点 |
2018 | 社会一般・国民年金2点 |
2017 | 雇用保険・健康保険2点 |
2016 | 労働一般・健康保険2点 |
2015 | 労働一般・社会一般・健康保険・厚生年金保険2点 |
2014 | 雇用保険・健康保険2点 |



何も引き下げがない年の方が珍しく、何かしらの科目で引き下げが行われることの方が多いです。
この合格ラインの引き下げの厄介なところなんですが、合格発表の日までどの科目がどの程度引き下げになるのか分からないことです。
そのため、「全体の合格点は満たしているのに、この科目だけ2点…」といった状況だと、発表までモヤモヤと落ち着かない日々を過ごすことになります。



私自身、この引き下げの有無に泣かされた経験者です…




私が受講していた講座👇
【フォーサイト】
【資格の学校TAC】
択一式試験





択一式試験の満点は70点なので、こちらも6~7割の間が合格ラインになる傾向があります。
選択式試験と同様に、択一式試験も科目別の最低合格ラインがあり基本は4点です。
そして最低合格ラインの引き下げも同様にあります。
年 | 合格ライン引き下げ科目と点数 |
2023 | なし |
2022 | なし |
2021 | なし |
2020 | なし |
2019 | なし |
2018 | なし |
2017 | 厚生年金保険3点 |
2016 | 一般常識・厚生年金保険・国民年金3点 |
2015 | なし |
2014 | 一般常識3点 |



選択式試験とは異なり、あまり引き下げにはならない傾向です。
各科目10点満点なので、最低合格ラインが4点というのは選択式試験よりハードルが低い傾向があるからではないかと、私は推測しています。
【アガルートアカデミー】
【クレアール】


決して満点は目指さないこと
合格ラインがだいたい6~7割の間という事は、7割を目指すように勉強することをオススメします。
正直、勉強をどんだけしても満点なんぞマークすることは不可能に近いです。インポッシブルです。
全てを網羅しようとすると、法律の深い深い沼にはまってそのまま抜け出せなくなってしまうので、基本をしっかり押さえるという事を念頭に置いておきましょう。



難しい問題は、みんな出来ないということです!
捨て問とする勇気も大事!
基本事項にフューチャーした通信講座がたくさんあります!
【ユーキャン】
【フォーサイト】
【資格の学校TAC】


最後までお読みいただきありがとうございました!