
アドラー心理学の教えが記されている大ベストセラー本です!


簡単な要約
ある青年と哲人との会話形式で進み、まるで2人舞台の台本を読んでいるような感覚になります。
哲人は「世界はシンプルであり、誰しもが幸せになれる」と提唱しており、その考え方に納得のいかない青年が何度も質問を投げかけ、哲人が回答していくような流れになっています。
哲人 もちろん、人は変われます。のみならず、幸福になることもできます。
青年 いかなる人も、例外なく?
哲人 ひとりの例外もなく、今この瞬間から。
青年 ははっ、大きく出ましたね!おもしろいじゃありませんか、先生。いますぐ論破してさしあげますよ!
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え から引用
アドラーは、全ての悩みは「対人関係」の中にあるといいます。
誰かと比較するから劣等感を感じ、孤独感を感じ、承認欲求が生まれてくるということです。
そして、この物語の主要ポイントは以下の5つです。
1.アドラー心理学の基本原則
- 目的論:過去の出来事ではなく、現在の目標が行動を決定する。
- 劣等感と優越感:劣等感は成長の原動力となり得るが、過度な優越感は他者との競争を生む。
- 共同体感覚:健全な人間関係を築くために重要。
2.自己受容と他者信頼
- 自己受容:自分をそのまま受け入れること。
- 他者信頼: 他者を信頼し、健全な関係を築くことの重要性。
3.他者貢献と共感
- 他者に貢献することで、自分の存在価値を感じる。
- 共感を持って他者と接することが、共同体感覚の基盤となる。
4.自由と責任
- 真の自由は他者の期待に縛られず、自分の人生を生きること。
- 自由には責任が伴い、自分の行動に対する責任を持つことが重要。
5.勇気の重要性
自分を変えるための勇気、他者から嫌われる勇気を持つことが、真の自由への第一歩。



難しく書いてある気がするかもしれませんが、とにかく「他者評価」に縛られないことが幸せになる第一歩ということなのです。
みさお的レビュー



みさおのレビューはこうなりました!


まず、若者と哲人との2人舞台を見ているかのような物語なので、とても読みやすい本だと思います。
固い言葉を使うのではなく、若者に理解してもらえるように例え話を交えながら分かりやすく哲人がアドラー心理学について解説しているので、普段は小説しか読まないという方でもすーっと落とし込めると思います。
そしてアドラー心理学の考え方ですが、私はとても腑に落ちた部分がたくさんありました。
私自身、社会で暮らしているが故に他人の目はとても気になります。
ですが、「気にし過ぎる」のは自分自身を不自由な人生に自ら投じてしまっているということを改めて考えさせられました。
他者の目を気にせず、自分の人生を自由に生きるための具体的な指針と勇気をこの本は与えてくれます。
アドラー心理学の理論を日常生活にどのように適用するかを考えるようになることで、より豊かで充実した人生を送ることができるかもしれません。





いろいろと本のレビューを書いてます!







社労士試験についても書いてます!



