
話題本である「DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール」についてレビューしていきます!


簡単な要約
冒頭にとても印象的な文章があります。
アリとキリギリスという寓話について記した後、著者のビル・パーキンスさんはこう記しています。
この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。もっともな話だ。
だが、ここで疑問は生じないだろうか?
アリはいつ遊ぶことができるのだろう?
それが、この本のテーマだ。
DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール 著者ビル・パーキンス より引用
この文章を読んだだけでも、ドキッとした方がいるのではないでしょうか。
タイトルを日本語に訳すと「ゼロで死ぬ」となります。つまり、何も残すことなく稼いだお金は全て使って死ぬことを目指すべきだということです。
ゼロで死ぬだなんて、「子供にお金を残さなくていいのか?」「将来病気にでもなったらどうするんだ?」などという疑問が出てくるかもしれません。
ビルはこれらの疑問に対して、「子供には死ぬ前に遺産を与えるべきだ」「若いころから健康に投資をし、残しておくべき金額を算出しておくのだ」というように回答しています。
そしてビルが何よりも伝えたいのは、「今しかできない経験への投資」ということです。
若いころに節約をし、苦しい思いをしてまで老後に備えるのは間違っている。
体力のある若いころにしかできない経験・その年齢を迎えた時にしかできない経験を繰り返すことが、人生を豊かにし後悔しない人生を歩む方法なのであるということです。
ただ、お金を使い切るというのはなかなか難しく、怖いことでもあります。
そういった疑問や不安に答えてくれるのが、こちらの本となっています。


みさお的レビュー



みさおのレビューはこうなりました!


日本人にはない視点でお金の使い方を考えている本で、とにかく目から鱗な内容でした。
その中で、お金に対する不安を抱えて生きていくのではなく、たくさんの経験に投資していくことで人生の豊かさが大幅に変わるということは、私も納得できる内容でした。
私自身、旅行がとても好きです。自分の住んでいない場所へ行き、自然の壮大さ・歴史的な建造物に思いを馳せることで、自分自身の人生をより良くするにはどうすればよいのかを考えたり、これからもっと頑張ろうという糧になったりします。
そして、そういった思い出は死ぬまで消えません。
「家族旅行のお金、高かったな~。この金額があれば、欲しいもの全部買えたかもな~。」と考えても、結局家族で話すのは今まで買ってきた物ではなく、旅行や家族で出かけた日々の話です。
きっと、まだまだ年を重ねても話していくのかなと思うと、この先ももっともっと経験を重ねていきたいとこの本を読んで感じました。
また、健康なうちから健康的な生活を重視するという事も、大きく頷ける内容でありました。
どれだけ倹約を繰り返して貯蓄が増えたところで、健康でなければお金は使えません。健康でなければ、フットワークを軽くして様々な意欲を持つこともできません。



健康でなければ、旅行にも行けないですしね。
節約をする日々、このままでいいのか…お金の使い方に迷っている…人生に迷っている…という方!
是非一度、手に取ってみてください。

